仕事の教え方、人の扱い方上海ビジネスフォーラム活動報告

開催概要

テーマ 仕事の教え方、人の扱い方
日時 04月16日(土) 14:00~17:00
幹事 上海麗宝商務咨詢有限公司 叶 暁さん
講師 上海麗宝商務咨詢有限公司 董 暁晨さん&張 霖さん
出席 28名

1.はじめに

上海ビジネスフォーラム勉強会イメージ

ハイっ!というわけで、今年ももう第2四半期に突入しちゃいましたね~!(早っ!)
4月は「仕事の教え方、人の扱い方」をテーマに董さん&張さんのダブル講師、ダブルテーマでの勉強会となりました!!!

2.前半(講師:董 暁晨さん)

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時間厳守がSBFの良いところ!いつもど~り、予定時間ど~りに開始ですっ!ハイ!

導入は<メイドイン・ジャパン>と<メイドイン・チャイナ>の品質の比較(ん?)。実は「標準作業」への伏線でした!これで参加者の皆さんの頭のスイッチが入った感じですねぇ~!というわけで、前半は董さんによる作業者への作業の教え方がメインのテーマです。ハイ!

「教えることは作業者を育成し、継続的な成長を図るための重要な技能!」
「職場における不良や災害、破損の減少に効果!」
教えるということも、利益や安全に直結しているということを再認識しました。ハイ!
(再認識というところがポイントですねぇ~!)

続いて、良い教え方と悪い教え方についてのレクチャーです。(良い教え方、悪い教え方。。。普通の教え方?。。。は?ないないっ!)
結論的には、教えた相手が覚えられないのは自分の教え方が悪かったという認識に立つところからスタートしようという内容でした。ふむふむ。

実際にコードを結ぶ作業を董さんから教わるというロールプレイング形式では「言って聞かせる」教え方、「やって見せる」教え方、「言って聞かせて、やって見せる」教え方での効果を実験、比較しちゃいました!

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結構、というかかなり複雑な作業なので、やはり、言って聞かせる、やって見せるだけの教え方で一発では覚えるのは無理です。。。その点、言って聞かせて、やって見せる教え方は確かに時間も手間もかかりますが、正しい作業方法で正しい結果を出すことができることが証明されました!ハイ!

教えてもらう側を演じた叶家胤さん。。。作業内容とは直接関係のないところで、超リアルな質問をされてました!「この電線1個いくらですかぁ?」、「全部終わらなかったら給料引かれますかぁ?」、「たくさんやったら、お給料上がりますかぁ?」みたいな。。。微妙にズレてますが、参加者に労働力不足の問題を思い起こさせました。。。さすが、叶さん!

さてさて、良い教え方には、
①習う準備をさせる
→ ②作業を説明する
→ ③作業をやらせる
→ ④教えた結果を見る
の4段階があるそうです。ハイ!

教える側で大切なのは、教える準備が重要であるということでした。そのポイントとなるのがいわゆる「作業分解」で、作業の順番やコツ、注意点などを事前にまとめ、教えること自体を標準化すれば、教えた結果も標準化するという考え方です。ふむふむ。

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また、作業分解の考え方は製造業以外の業種や一般生活にも応用可ということですので、皆さまぜひぜひお試し下さいっ!(分解してまた組み立てるという過程のなかで、それまで見えなかったことが見えてくるってこと、ありますよねっ!)

ロールプレイング(えっ?コントですか?)もあって、楽しく聞いているうちにあっという間に時間が過ぎた前半でした!

董さん、楽しくて、ためになるお話、本当にありがとうございました!

3.後半(講師:張 霖さん)

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後半はSBFではお馴染の顔、張さんによる講義です!ハイ!
いつもとは一味違う(?)張さんの講義に注目で~す!

人を扱うために

先ずは、自分たちの仕事を客観的に見つめ直すところからのスタートです!

■仕事はひとりではできず、ひとりひとりが協力しなければ、完成することができない。
■私たちは人を通じて仕事の結果や成果を求める。
■職場では個人対個人として良い人間関係を構築する。

どれも格言ですねぇ~!つまり、見える部分だけで人を判断すると誤解が発生し、良い人間関係を構築できないということですね。ふむふむ。それから、人を理解するためには、その人の育った社会や文化も理解すべきということなんですねぇ。これって、小学生くらいの時に先生が話していたような気がします。ハイ!でも。。。言うは易し、行うは難しで、大人になるほど基本的なことを実行するのが難しくなっちゃうんですよねぇ。(なんでだろ。。。)後で張さんにそのことを聞いたら、相手の育った社会や文化などは、到底理解できない。すなわち、「人には理解不能な面があるということを理解すべきだ」とのこと。人間関係は難しいですね。

職場で人間関係を良くするために

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人間関係を良くするためには、普段からのこまめな注意が必要なんですね!!!人間関係作りを健康作りに例えたお話しはとてもわかり易かったですぅ、ハイ!

■仕事ぶりを評価し、伝えてあげる。
■良いときは褒めてあげる。
■人に影響のある変更は事前に伝えてあげる。
■その人の能力を最大限に発揮できる機会を与えてあげる。

ひとつひとつは、ちょっとしたことですが、普段からこのような「予防薬」や「予防措置」ができていると、人間関係も健康的になるんだなぁとあらためて感じました。ハイ!

職場に発生しがちな問題については、事前に予期、想定しておくことで、スムーズに解決できることがよ~くわかりました!問題を火災に例えて、発生時期によって消火方法が「コップの水一杯」、「バケツの水一杯」、「消火器」、「消防車」の4段階に分かれてしまうというお話はとても参考になりました。ハイ!(張さんの身振り手振り付きの説明も最高でしたよ~!)

問題を速やかに解決するために

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職場で発生した問題をきっかけに、上司が真剣に部下の理解に努め、お互いに本音で話ができるようになったことで、会社の利益を守る大きな働きにつながったというストーリー形式で問題解決の手法を勉強しました。(主人公は富田君。結婚を前提に付き合っていた彼女のために家を購入したのですが、彼女は他の男性と結婚してしまい。。。純粋に、ひたむきに生きる青年の、涙なしでは語れない物語。。。みたいな!)

ストーリーでは、上司は富田君と粘り強くコミュニケーションを取りました。時に注意叱咤し、時になぐさめ、時に同情し、時に感謝し。。。荒野のような富田君の心は次第に潤いを取り戻しました。そして、富田君の口から意外な一言が。。。「最近、取引先の材料に問題があって。。。」(因みにこのストーリーには「富田の問題」という正式タイトルがあります!実際には、張さんによる登場人物別の語りとPPT字幕付きでしたよ~!)

このストーリー、実は事実掌握、思考、措置、結果確認の4段階での目的や問題解決の手法だったんで~す!(TWI:Training Within Industry)特に相手の主張や気持ちを理解してあげることが、問題の早期解決に繋がることが理解しやすい事例でした。ハイ!(富田君の幸せな未来をお祈りしています!!!)

相手の主張、気持ちを理解するためには;

■言い争わない
■話をさえぎらない
■早合点しない
■話を独占しない
■重要なことを話したいという気にさせる
■良き聞き手になる などなど

ちょっとした注意やさりげない思いやりが大切なことがわかりました!ここまでくると、もはや仕事だけではなく、生活や人生でも大切なことですよねっ!

張さん、面白くて、味わい深~いお話、本当にありがとうございました!

まとめ

本来はちょいカタめ(?)の内容のはずですが。。。随所にちりばめられたコント(参加者からもツッコミがあったということは、もはやコント漫才か?)で、深い内容を楽しく効果的に勉強できましたっ!部下の問題を自分の問題として捉えることの難しさと大切さを実感しました!ハイ!(個人的には「富田の問題」のサブタイトルを考えることでも楽しませて頂きました!「富田の問題~2011年春~」、「~ココロひらけば~」、「~家ならあるぜ!~」みたいな感じはいかがでしょうか。。。スミマセン)今回の講義の内容、通常は1~2日コースで勉強してゆくボリュームだそうです!講師を務めて頂いたおふたりはSBFのために特別にポイントを抽出して1~2時間のなかにまとめて頂きました!董さん、張さん、本当にありがとうございました~!

新規会員及びゲスト

村上 高志さん(江蘇恒立高圧油缸股份有限公司)・・・所属変更
矢内 雅章さん(JETRO上海代表処)
風間 祥之さん(新潟運輸株式会社上海代表処)
土屋 貞純さん(上海自潤軸承有限公司)
王 穏さん(開澤法律事務所)

食事会

上海ビジネスフォーラム食事会イメージ

会場付近、タイ料理「My Thai @ Hiro’s」にて(参加18名)。

コース料理、ビール飲み放題!エスニック調のお洒落な店内でいただくタイ料理はどれも美味!特にパイナップル(に入った)チャーハン&(たぶん、きっと)カレーの組み合わせが最高でした!
美味しい料理とビールを堪能しながら、いつも通りの楽しい時間を過ごしました!
そして、気が付くと3時間経過!!!
お店に入った時と出る時の空の明るさが違いすぎると感じたのは私だけでしょ~か?(笑)

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