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あなたの人生が〔話し方・聞き方〕で9割変わる上海ビジネスフォーラム活動報告
開催概要
テーマ | あなたの人生が〔話し方・聞き方〕で9割変わる |
---|---|
日時 | 06月18日(土) 15:00~17:30 |
講師 | 福田 健 様 (株式会社 話し方研究所 代表) |
出席 | 54名 |
勉強会の内容
通常の例会幹事および講師は、会員からの自薦他薦で担当していただいていますが、一年数回は日本からプロを講師として招いて勉強をしています。
6月例会は、(株)話し方研究所会長の福田 健様にお越し願いました。昨年12月の年末会で講演をいただいた多気史隆さんの長年の交友により実現したものです。コミュニケーションが苦手な我々にとってまたとない機会というわけで、梅雨のさなかの大雨でありながら、例会としては記録的な参加者となりました。
多気さんは、1977年当時の結婚式司会、お葬式挨拶などでの失敗を元に、一念発起し、話し方教室に通い始め、講師の資格まで取得するまでになりました。それがその後の人生に大きく活かされてきました。人間は自己実現欲求を満たすために、毎日毎日の積み重ねがあり、その基礎が「話し方」だという信念を持っているとの、多気さんの冒頭挨拶で勉強会が始まりました。
福田先生の講演テーマ「あなたの人生が『話し方・聞き方』で9割変わる」~職場を活性化する『話し方・聞き方』~ 話し方研究所の代表ですから、話し方は上手であるとは予想していましたが、その期待を大きく上回り驚きと感動の連続です。話し方が上手な人は世の中いくらでもいますが、身近で楽しい事例を豊富に取り入れ、全参加者の心をがっちりと掴んでいただける方は、そうそういるものではありません。
お話の要点は次のとおりです。(講演の性格上、受取り方は個人個人違う可能性があり)
1.なぜ話が通じないのか
- 話してみるものだ!
- 話してみるとうまく通じないということがわかる→練習になる→工夫が生まれる
- 発明王エジソンは90何回も失敗して数回の発明を生んでいる。
2.発信の効果は聞き手が決める
- 話す前に変な思い込みはやめよう。
- うまく通じなかった時、次の一言が決め手。(電車での席の上手な譲り方の例)
- 相手のことを考えて、相手の立場に合わせて話す。自己満足の思いやりは逆効果。
- 相手の満足をどうやって達成させるか→決めるのは相手(聞き手)。
3.コミュニケーションの違いからスタートする
立場が違えば、同じ発言でも受け取り方は違う。
4.コミュニケーション10則
①自ら発信する
②打てば響くように聞く
③話すとき、聞くときに先入観・思い込みを持つな
④感情的になった時一呼吸おけ(自分を取り戻せ)
⑤肯定的に聞け、話せ( ×前から入るな ○どうぞ後ろからお入りください)
⑥明るい豊かな表情で
⑦自分から話す
⑧結果を確かめる
⑨粘り強く話す あの手この手を使う
⑩自分の持ち味を活かす
まとめ
約90分間休憩なし、原稿もメモもなし、スライドもなし。
こんな講演は初めてです。
それでいて、寝たのは1名だけ(?)という、これはテクニックだけの問題ではありませんね。
決して、話し上手ということは感じません。アナウンサーや俳優で、よほど上手な方がいます。大半がご自分で体験した事例を、参加者のレベルや環境に合わせて豊富に出して、参加者の心をつかんでしまったのだと思います。心をつかまれたら、飽きるとか飽きないという次元の話ではありませんね。
豊富な事例があるということは、日常生活の中でいかに注意を払って行動し、観察しているかということの表れでしょう。我々凡人では、何の感慨もなく笑って済ましてしまう現象を、福田先生はそれを糧として、反省材料や教材として御披露いただきました。
『話し方・聞き方』を上達させるには、話の技術を磨く必要もあるが、人間性を磨くことの必要性を痛感させていただきました。
だから、『話し方・聞き方』で人生が9割変わるのだろうと勝手に合点した次第です。
新規会員及びゲスト
今回は人数が多いため省略
実行委員からの報告
- 次回例会は、7月16日 今度も日本からプロのご招待。
日本国税理士の高木真一先生をお呼びして国際税務について語っていただく。 - 9月10日11日 無錫方面旅行 日程を空けておいていただきたい。
- 12月10日 年末会 今年は会員主体に行う。やはり日程を空けておくように。
食事会
大人数だから、勘定の心配ない食べ飲み方題のお店にしようと横着な(?)発想で花水木さんに決まりましたが、これが大当たり。
とにかく、よく食べよく飲んでくれました。
お酒の倉庫は空っぽになったのではと、いらぬ心配をするほどです。花水木さんの大サービスで、美味い日本料理を次から次に出していただき大満足でした。
SBFらしく(?)幹事を放ってテーブルごとに、自主的乾杯で開始。老若男女ならびに日中の活発なる交流が、お開きの後も延々深夜まで続きました。
食事会にもご参加いただいた、福田先生は引っ張りだこ。
勉強会の続きの質疑あり、中国事情を訴えるものあり、と大変なご様子でした。しかし、まさに交流会らしき交流会でご満足いただけたのでは?
福田先生を、日本から引っ張り出していただいた多気さんに大感謝です。
本当にありがとうございました。