親睦旅行「ゆったりと自然に親しもう」~杭州(西渓湿地&山溝溝)で自然を満喫しましょう!~上海ビジネスフォーラム活動報告

開催概要

テーマ 親睦旅行「ゆったりと自然に親しもう」~杭州(西渓湿地&山溝溝)で自然を満喫しましょう!~
日時 2011年9月15日(土)~16日(日)
幹事 ◇旅程・折衝・撮影:鈴木 智一
◇広報・募集・記録:佐藤 忠幸
◇招集・点呼・遊撃:秋山 賀世子
◇料理の発注・会計:叶 家胤
◇旅程予約:南光(上海)旅行社(旧 南風旅游社)の石井清史総経理
出席 28名(内お子様3名)

概要

上海ビジネスフォーラム親睦旅行イメージ

実行委員が新しくなって初の旅行ですので、南光(上海)旅行社さんにも企画に参加していただき旅程を一緒に練り予約も実費でしていただきました。
当日は実行委員が全てを分担して実施し、皆さんのご協力のおかげで楽しい旅ができました。

なお「日中騒動の最中での観光は如何なものか」とのご意見も一部にはありましたが、杭州方面ではその様な予告も無いことから実行しました。勿論、中国人の方が多いところでは、話し方や行動には充分気を付け、関係者の皆さんにご迷惑をお掛けしない様にと、全員が大人の行動をされたせいなのか何も問題がありませんでした。

さて「ゆったり、豪華に、上海の喧騒を忘れて」というご要望に応えて、のんびり自然に親しもうという企画でしたが、年寄りには少々きつかったです。(笑)

初日は「山溝溝(山沟沟)」で昼食とハイキング、宿泊は西渓湿地リゾートでゆったり、2日目は映画でお馴染みの「西渓湿地公園」を船でのんびりと巡りました。
自然を満喫できる気持ちの良い2日間でした。

旅程実績

1日目:9月15日(土)

上海花園飯店出発:8時00分

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さすがSBFピタリと全員集合。
南光(上海)旅行社の石井様のご挨拶と注意事項を伺って出発。

山溝溝接待センター駐車場到着:12時頃

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ここは、日本で言えば長野県の何処かの登山基地のような所。やはり空気が美味しそうな気持ちの良い涼しい所。この付近で現地ガイドと合流。日本語はできないが気が利く良い女性。
徒歩で近くのレストランへ移動。途中渓流沿いの道もあり雰囲気良し。ただし、何故か渓流には魚が見えない。みんな食べられたのかな?

昼食12時~13時:料理も空気もよし早速ビールで乾杯

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清々しいそよ風の元、レストラン内のチャイニーズパティオでお食事。
地元の新鮮な食材を使った素朴な農家料理を心ゆくまで堪能できた。
お店の老板娘(娘って歳ではなさそうだけど)が「この料理はうちのイチオシよ!みんな食べてね!」と指差したのは田鳩料理。数名の食べられる方が食べた感想は。。。「いや~これはウマイ!!これ食べなきゃ損だよ!」と感嘆の声。
ちなみに田鳩とはご存知の通り「カエル」。

食後、接待センターに戻り、山溝溝登り口付近の村までの送迎バスに乗る。
送迎バス駐車場から、渓流沿いのゆるい上り坂をゆっくりと登る。渓流の両岸には簡易ホテルが立ち並び、神奈川県の丹沢温泉の雰囲気。中国にこういう所があるとは知らなかったなー。
道路両側の山裾には、放し飼いの鶏がたくさんいた。山で鍛えられた鶏は美味いだろうな。

ハイキング:13時半~16時頃

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山溝溝旅游地入口から、本格的なハイキング(?)開始。
料金所で記念写真を撮らせてくれたらキーホルダーを無料でくれるという券をいただく。
ここからは、渓流を右左しながらの坂道を一挙に登ると休憩所。早速お休み。
直ぐ目の前には小さな滝があると思ったらそれは、竹で作った巨大な龍の口から吹き出している水だった。この竹の龍は中国一だそうだ。また、この水は太湖の重要な水源の1つでもある。
龍の前で先ほどいただいた券で記念写真。ご家族でご夫婦でと個々に撮影し、よい記念となった。写真代金を聞くとキャビネ判写真と写真入りキーホルダー付きで、10元!!多くの人が撮っていたが写真師はいくらの収入になるのかな?とつまらん心配をする。
休憩所では多くの人がスイカをかじっていた。休憩所のとなりの建物は、何故かコーラス教室。一部の年寄りはここに置いて、皆は頂上を目指して本格的なハイキング開始。

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途中数カ所の休憩所で脱落者を出し続けながらも、ひたすら頂上を目指す。
標高1095mの頂上を目指すはずであったが、残念ながら登山道整備が遅れており、650mまでしか登れず、登り切った人だけでハイチーズ!
登り切った人は16名。これはよく頑張ったのか?それとも・・・(笑)
カメラ&写真の愛好家さんが大変多いのもSBFの1つの特色。彼らは、重い三脚にレンズを数本抱え、最初から右へ左へと好い被写体角度を求めて、疲れも見せず走り回り、この豊かな緑と澄み切った滝を写真に収めてご満悦のご様子。
子供さんは、山よりも渓流遊びがお好きなようで、タモを買いタニシのような貝類を懸命に獲っていた。
いやー、楽しいハイキングでした。

バスでホテルに移動。道路が大渋滞で意外にこれが大変だった。道路が狭いということもあるが、交通マナーの悪さがそれに拍車をかけているようだ。

ホテル着:17時頃

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ホテルは、昨年オープンしたばかりのアンサナホテル&リゾート杭州(杭州西溪悦椿度假酒店)
シンガポールに拠点がありアジアを代表する高級リゾートホテルグループ「バンヤンツリー(Banyan Tree)」の下部ブランドホテルとのことだが、噂にたがわず、私達には十分な豪華リゾートホテルである。
中国の伝統的な風合いに現代的な機能性を融合されたインテリアに、欧米ブランドでしめられた調度品。深めな猫足浴槽でゆったりと湯船に浸かり、昼間の疲れをスッカリ取ることができた。
しかし、まさかの麻雀室がない事が発覚。しかも周辺のリゾートホテルも同じとのこと「このホテルは、中国における麻雀室の重要性が分かっていない!」と毎年楽しみにされていた方にはガッカリさせてしまったが「中国最新のリゾートホテルにおける麻雀室の需要性がない」と言う事でお許し願う。(来年はキチンと確認します)

さらに、不思議なのは周りが全てリゾートホテル。自分のホテル敷地が何処までなのかは分からないぐらい数件のホテルが固まっていた。

夕食「花中城宴会厅」へ移動し食事:18時半~20時半位

西湖北部にある湖からほど近い、杭州省人民大会堂の中にある大型レストラン。地元の人が「大人数ならここ!」とイチオシで紹介して頂いたお店。

叶 家胤委員のセレクトが良かったのだろう。豪華で美味しい料理が次々と・・・。
更に日芽乃ちゃん(12歳)のお酌も入るものだから、オジサン達はもうデレデレしちゃってお酒が進むこと進むこと・・・。会稽山(黄酒)空き瓶の山。
「お客さん、お客さん!在庫なくなりました!今日これが最後の1本です!やっと見つけましたよ!」と、店員さんが嬉しそうな笑顔で持ってきてくれた。
(店員さんもしかして少々呆れ気味かな?そして叶委員は既にかなり呆れていた)

ホテルから遠すぎたのが悔やまれるが、大きな個室のプライベート空間で存分に楽しめたひと時だった。

その後、時間が遅かったこともあり麻雀もできなく、ぐっすりと寝た(ようだ)。

2日目:9月16日(日)

朝食:ホテルバイキング

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朝食後、ホテル周辺を散策したが、気持ちの良い朝景色である。
1階の部屋には運河が迫っており、ベランダに座ってのんびり眺めるのもよい。しかし、早朝から澄み切った青空の下、軍用機が爆音を鳴らし何機も飛び交っていた。なんでだろ?

9時半頃ホテル発:西渓湿地へ移動

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地元杭州の日本語ガイドさん(徐莉さん)がホテルまで迎えに来て頂いた。出発前に記念撮影をしてさっそく出発!
ガイドさんは、大変話題豊富で面白い方で、車内は笑いの渦に、あっと言う間に現地に到着。
ちなみに朝からの軍用機の事を聞いてみると、やはり向かう場所はあの場所らしい。こんなに飛び交うのはとても珍しく、いったい何事かと緊張したとのこと。

遊覧船でのんびり観光:10時~12時頃

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西渓湿地公園は、「杭州の腎」という別称を持つ西溪は西湖、西泠と合わせて杭州の「三西」と呼ばれて いる。西溪湿地は杭州西部に位置し、西湖から5キロ以内にある都市圏内の湿地で、都市湿地、農耕湿地、文化湿地が一体となった国家湿地公園である。名前の通り、杭州最大で中国初の国家湿地公園。近年非常に注目されている観光地であり、多くの人が繰り出していた。幸いに我々28人は貸切り船となったので気兼ねなく楽しめた。船にも可愛い娘ガイドが乗っている。しかし、途中からは日本語の放送が始まったのでガイドさんは手持ち無沙汰。

この日本語放送がよい。ポイントポイントを丁寧に案内してくれた。中には寝てしまった人もいるが、多くは「なるほど!そ~か~!」と真剣に聞いて楽しんでいた。
白い雲を浮かべた青い空を見上げながら、緑の林と草原の間を船はゆっくりと進む。所々に色鮮やかな花や実が見える。今は柿のシーズンだそうで、柿を満載した船とも出会う。
岸辺には、彼岸花(曼珠沙華)とムクゲの花が満開である。彼岸花は中国では初めて見た。いずれも開花時期が日本の我が家(横浜)より1ヶ月は早そうだ。
ガイドブックには次のように書かれている。「遊覧船でも西湖とは違い、水路を縫う様に船は行く。緑豊かな自然の風を感じての遊覧は非常にさわやかであろう。」まさにその通りであった。

散策コースもあるが、今回はお疲れでもあるので止めて、昼食会場へ、またまた、渋滞の中を移動。この途中でガイドさんともお別れ。色々と気を使っていただきご苦労様でした。

昼食:会場「夏小姐的餐厅(夏ちゃんのレストラン)」

午前中、デモがあったエリアを越えるとの事で少し緊張気味だったが、何もなくレストランへ到着。
ここは我が家感覚の創作中華料理のレストラン。3階を全て貸切り、最後のドンチャン騒ぎ。
密かに焼酎も持ち込んだがあっという間に飲み干した。

上海花園飯店着:18時半頃 解散

ぐっすりと寝ている間に無事に帰着。その点バスはいいですね~。
バス内で現地の食事と飲み物代を精算しましたが、料理代が安く済み各自に20元も戻りました。
数々の思い出とお土産を抱えて家路へ向かいました。
皆さんお疲れ様でした。
幹事さんご苦労様でした。
今年は、珍しく快晴の2日間でした。来年は何処に行こうかな。

最後に、この日中情勢の中、各観光地、レストランや様々な方々に温かく見守って頂けたことに心から感謝します。特に、散策道沿いの売店のおっちゃん達のフレンドリーなこと!
例えば、こんな会話がありました。

Q.なに人ね?
A.・・・外国人
Q.どっから来たね?
A.・・・東京
Q.ああ、日本人だね。そりゃ答えづらいねえ。今日は気を付けな~。

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