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保険ABC ~保険概論Ⅰ~上海ビジネスフォーラム活動報告
開催概要
テーマ | 保険ABC ~保険概論Ⅰ~ |
---|---|
日時 | 5月23日(土) |
幹事/講師 | 高見 均さん [宜安(北京)保険経紀有限公司・上海分公司 最高常務顧問] |
開催場所 | 宜安(北京)保険経紀有限公司 会議室 |
出席 | 13名 |
全体概要
事業セミナーや交流会での講師など、公私共々で「中国での保険」について尽力されている高見さんより「保険のイロハ」について軽快な語り口であっと言う間の2時間の勉強会となりました。
1)保険の始まり&その歴史
時は15世紀半ばの大航海時代。場所はイギリス。
当時は、アフリカ、アジアへの侵略によって、下級層でも王侯貴族に匹敵する富と名声を得られるビックチャンスの時代だが、大航海時代の初期はまだ各国間の航路などが確立しておらず、遭難、難破、疫病感染症で生還率がたった20%の状況。
そこで富裕層達がひと儲け(投資)として始めたのが「海上保険(マリン保険)」である。(右図参照)
ここで登場したのが「エドワーズロイド」
彼が開いた小さなコーヒーショップ「ロイズ・コーヒー・ハウス」には、多くの船乗りや海運業者、保険業者がいつもたむろしていた。次々と保険契約が締結されていったそうです。
1688年くらいにはほぼ現代と同じ仕組みが確率される様になりました。
火災保険の登場
1666年ロンドン大火をキッカケに耐火構造を主とした建築技法に変化が現れ、それに伴い「火災保険」が登場しました。
その後、自動車、賠償責任、傷害等を含めて「ノンマリン保険」と区別されています。
2)日本系企業の中国進出について
中国の市場規模:7,544.4億元(約14兆日本円)
※2011~2013年で世界2位の規模に発展をしました。そのうち72.8%が自動車関係
シュア:PICC、中国平安、太平洋がトップ3。
内資企業45社、外資企業22社が凌ぎを削っています。
外資企業にとって自動車関係の保険商品は、参入しづらい構造の為、貨物海上保険その他の引受が多い状況。
<参入しづらい構造とは?>
○自動車関連
自賠責保険を自社で取り扱う必要があり、事故の際、日本の様に任意保険による自賠一括払い方式が無いため、保険契約は自賠と任意(商業)と同じ保険会社で引き受けなければならない事情。
○地域性
認可エリア性を引いている為、拠点内での商品のみの業務になる或いは地域を越えて移動をする人や自動車等の事故の際に必要になる全国サービスネットワーク構築の問題
などなど。
3)保険ブローカー業の役割とは?
保険代理店は、保険会社の代理として、自社の商品で最善の提案と実行を行います。
それに対して、保険ブローカーは、契約者の代理としてお客様視点のもと中立の立場で、様々な会社の商材を元にして業務を行います。
家電業界の「量販店」と、「専門ショップ」の違いに近いものがありますね。
最後に
その他、「保険」と言う1つ括りを元にして、他にも「仕組み」「海上保険」「自動車保険」「リスクマネジメント」をはじめ、体調管理に旅行記 etc...PPTの総ページ数が90を超えるボリューム。
高見さんの豊富なご経験を元にした体験談や情報を、大変多岐に渡って興味深いお話としてお聞きすることが出来ました。
是非、また次回機会頂きお話をお聞きしたいと思います。
最後に、この度幹事/講師を努めて頂きました、高見さんに心より感謝したいと思います。
ありがとうございました。
食事会
◆会場:鹿港小鎮(金虹橋店)
◆住所:茅台路179号金虹橋国際中心L122
http://www.dianping.com/shop/19799367
◆参加者:6名
◆食事代:140元/名
台湾料理でも有名の「鹿港小鎮」がAPITAビル(金虹橋ビル)にもオープンしましたのでこちらの会場を利用させて頂きました。
白を基調としたオシャレな空間で、ワイン片手に美味しい料理を楽しませて頂きました。
結局。。料理頼みすぎて、デザートのかき氷を頼む前にお腹いっぱいに。。。。
すみません反省します(オーダー担当:鈴木)