各SBF活動は、新型コロナウイルスの状況を鑑みつつ、次回開催の日程を決定させていただきます。

2007.7.14|Let`s 省エネ in China

2007.7.14|Let`s 省エネ in China

開催概要

日時7月14日(土曜日) 15:00~17:30
テーマLet`s 省エネ in China
講師飯田精密電子(上海)有限公司 総経理 小澤 健治さん
岡谷香港貿易有限公司上海代表処 首席代表 飯塚 高行さん
【特別講師】理光(中国)投資有限公司 環境担当 藤野様
場所理光(中国)投資有限公司 展示場
出席30名

概要

世界的に地球環境保全が叫ばれている昨今です。エネルギーの最大消費国といわれている中国で生活している皆様とともに、省エネについて考えてみたいと思います。

また、我々が扱っている電子部品によって出来上がる、省エネに欠かせない製品「インバーター」についてご説明をさせていただきます。

内容

1.リコーの環境経営

冒頭に、毎度勉強会場をお借りしている理光さんの環境への取組みをご講演いただいた。環境保護に関するマークがたくさんあるのに驚いた。事務機器の場合、中国政府公認の2つのマークが付いていないと入札すらできないそうだ。

リコーの経営理念である、環境対策・環境保護の両面を能動的に取り組む「環境経営」のご紹介をいただいた。例えば、環境に優しく利益が出る商品開発(両面コピー機)などである。自社製品の回収プラスティックで作られた次のコースターをいただき、感謝。

「Our earth Our tomorrow」

2.飯田通商グループ、岡谷電機産業のご紹介

両社ともに電子部品商社としては老舗。
また、両社ともに華南地区に大工場を持っており、数々の委託生産をしている。商社で自前工場を持っているのは極めて稀である。

3.エネルギーって何?

1)エネルギーとは「仕事をする力」

我々の日常生活に関係するのは機械的エネルギー(位置や運動のエネルギー)、光エネルギー、電気エネルギー、熱エネルギー 等々

2)共通単位は J(ジュール)

Jとは、100Kgのものを1m運ぶ力のことで、1Kカロリー=4.2KJ
ちなみに、100Kg 男性の一日の消費エネルギーは2700Kカロリー。40Kgの女性なら1200Kカロリーで済む。ダイエットしましょう。

3)エネルギーは変換が可能・・・たとえば、電気はこうして出来る

化石エネルギー(石炭や石油など)
 ↓(ボイラー)
熱エネルギー
 ↓(熱機関)
機械的エネルギー
 ↓(発電機)
電気エネルギー

4.日本の省エネ取組みの歴史

1970年前後の石油ショックから真剣に取組み、GDPは当時の2倍となったが、産業界のエネルギー消費は横ばいで済んでいる。この技術力で地球保護に貢献する方針。

今では、省エネから環境保護、地球温暖化防止へと動いており、各分野での技術力は世界トップクラスとなっている。

5.京都議定書とは

京都議定書とは、1997年12月に京都で開催された「気候変動枠組条約第3回締結国会議(COP3)」で採択された、二酸化炭素(CO2)など6種類の温室効果ガスについての排出削減義務などを定めた議定書のこと。(内容省略)

数値目標期間は、2008年から2012年。

二酸化炭素主要排出国のアメリカと中国が批准してなく、かつ日本を含めた主要先進国の現状は目標達成困難であり、新たな取組みが必要とされている。

6.私たちが出来ることは

  1. 不要な機器の停止。
  2. 温度・照度などの設定の見直や、運用方法の改善。これに関連して「クール・ビズ」の取組みもある。
  3. 製造業などでは、工程・製造方法の見直し。
  4. 設備・機器の補修、効率的な設備への取替え。
  5. 電力をできる限り節約。

7.今後の方向性 中国での省エネに対する動き

中国のエネルギー消費量は、既にアメリカについで2番目。ところが一人当たりの消費量は12番目(日本の約1/4)。エネルギー効率では世界トップである日本の約1/11と非常に悪い。このままで個人消費量が他先進国並みとなった時の地球がどうなるか、恐ろしいことである。中国政府はやっと危機感をもち2007年6月3日、「省エネ・汚染物質排出削減総合活動計画」を公表した。

また、第11次5年計画(2006年~2010年)では、エネルギー消費を20%削減、主要汚染物資排出を10%削減するとしたが、初年度は全てが未達成であり、新たな取組みの必要性があるが明確ではない。

8.インバーター電源はOKAYAが得意な分野

インバーターとは、直流電力から交流電力を電気的に生成する(逆変換する)電源回路、またはその回路を持つ電力変換装置のことである。逆変換回路、逆変換装置などとも呼ばれる。制御装置と組み合わせることなどにより、省エネルギー効果をもたらすことも出来、近年、利用分野が拡大している。
最も身近な応用は、エアコンである。中国製エアコンはノーコンだといわれ、極端に暑いか寒い。圧縮機モーターの回転が一定であるためである。日本で普及しているインバーターエアコンは設定した温度に合わせモーターの回転を自動的にコントロールするため、快適であり、エネルギー消費も抑えられる。蛍光灯照明器具もインバーター回路により安定化と省エネがはかられる。

これらは、今後の中国でもっとも必要であり普及が望まれるものであろう。

OKAYAはこの関連機器の開発と普及に永年地道に取り組んでおり今後ますます期待されている。

9.美しい星へのいざない

安部総理が本年5月24日、国際交流会議「アジアの未来」晩餐会にて発表したもの。2050年までに年間排出量を半分にしようという提案で、日本の役割も明確にしている。

まとめ

今回は、2005年8月に続いての両社が幹事です。
(飯田精密電子の前回は、矢野元総経理。昨年から小澤さんに交替)

前回は「“電子部品”今日も身に付けて頂き有難う、もう少し軽く・小さく提案」がテーマでした。2社が、今度は何を提案し、教えてくれるのか非常に興味がありました。省エネは、身近で深刻ではあるが理解困難なテーマです。また、今後の日中関係でもっとも貢献でき、欠かせないテーマです。これを、お二人ともよく勉強され豊富な話題を取り混ぜ、非常に分かりやすく解説いただき期待どおりでした。活発な質疑応答もあり、あっという間に過ぎた2時間半でした。

食事会

近くの中国料理「衡山小館」にて。

今回も新会員が5名参加し大いに盛り上り、異業種交流だけでなく、新旧・日中・老若・男女の交流も楽しくはかられました。幹事お二人の料理セレクトもよく、美味しく楽しいひと時でした。

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