2008.12.6|リコーに学ぶ環境経営

2008.12.6|リコーに学ぶ環境経営

開催概要

日時 12月6日(土) 14:30~18:00
テーマ リコーに学ぶ環境経営
講師 理光(中国)投資有限公司
銷售支援部 総経理 金子 豊さん
社会環境部 総経理 田中 光男さん
進行 上海霓索人力資源服務有限公司 杉川 英哲さん
総会報告 上海誠鋭実業有限公司 叶 家胤さん
場所 HSBCビル46階 サントリー・バーラウンジ
出席 102名
雑誌掲載情報 SUPER CITY CHINAビジネスに、SBF年末会の内容が掲載されました。

勉強会

1.環境認識とリコーの環境経営

地球環境の認識-人口増加と資源の枯渇 → このままでは人類社会の持続は不可能
→ 環境負荷の小さな社会の実現に寄与する企業が存続できる

リコーが考える環境経営とは→環境保全と利益創出が同軸

  • 環境保全活動で利益獲得
  • 利益創出活動で環境保全

2.中国での「環境」意識の急激な高まり

中国の現状

  • 中国は世界第2位のエネルギー消費国(2003年中石油研究所報告)
  • 水不足:中国の約600市の内、400以上の市で水不足の問題(中国環境報)
  • CO2排出量(2006年度)中国(62億トン:第1位)
  • 石炭燃焼による硫黄酸化物排出(SO2)による汚染(中国環境報)
  • 中国の砂漠拡大(中国の国土は日本の約27倍)

政府の方針/対応

  1. 「第11次五ヵ年(2006-2010)計画」
  2. 政府調達制度導入(2006年4Q発表)

3.環境経営推進(環境経営を実現する為に)

企業の環境負荷低減:「 3 + 1 」

「 3 」

環境に優しい製品
全員参加で自ら実践(EMS)
企業全部の業務

「 1 」

コミュニケーション
顧客へ正確な情報の伝達と社会貢献・教育
使って戴いて初めてお客様のコストダウンや環境負荷低減が可能に!

企画・設計関連 (環境に優しい設計と技術開発)

  1. 各種環境関連法規制を先取りした設計
  2. リサイクル対応設計標準に従った設計
  3. 環境に優しい設計とそのための技術開発

生産関連(CO2削減、廃棄物削減等)

  1. グリーン調達/購買
  2. 省エネ・省資源化・省スペース化活動
  3. ゴミゼロ活動

省エネ・省資源化・省スペース化活動

生産量の変動に柔軟に対応、消費電力を最小限に抑える、生産スペースの最小化

ゴミゼロ活動(生産関連)

①事業所のごみゼロ活動(目標レベル)

レベル1:産業廃棄物
レベル2:産業廃棄物 + 一般廃棄物(食堂残し含む)
レベル3:産業廃棄物 + 一般廃棄物 + 生活系廃棄物(浄化槽汚泥)

販売・サービス関連(オフィス・顧客での環境負荷削減)

  1. 法規制への対応
  2. EMSの積極的推進
  3. グリーンマーケティング
  4. 社会貢献
  5. 環境経営の効率向上

環境経営を支える技術(経済合理性の確認)

販促用評価ツール(Green Calculator)
→ 模擬的な金額効果(率)算出可能

環境会計システム

環境会計は、環境と経営を結びつける重要なツール。経営に活かすことが最大の目的。

グリーン調達

販売会社でも活用できるグリーン調達制度:11分野

環境経営自己評価プログラム

環境経営分野の構築/活動状況を絶対値として自己評価・把握。

4.社会貢献

社会貢献活動設定ガイドラインに従って実施

生態系保存(自然保護)、青少年の育成活動(環境保全に向けて)
グリーン活動で得たグリーン資金をグリーン活動に寄付(欧州、中国)
地域に密着した植林、ゴミ拾い、環境啓蒙(教育)等の実施

リコーグループとしての主な社会貢献活動

社会貢献活動(リコー中国)
学生に対する環境啓蒙教育
環境ハンドブックによる環境啓蒙
対象:一般顧客(代理店)、一般市民・学校(小・中学生、教師、企業)、新入社員

再使用出来る買い物袋配布による環境啓蒙

レジ袋の使用制限政策(2008年6月1日)に合わせ、資源節約と環境啓蒙活動の実施

各種交流会/講演会への積極的参加

リコーグループ(中国を中心に)環境保全・環境経営構築活動の紹介(活動の輪の拡大)

中国として、非常に重要な課題である環境問題がテーマであり、活発な質疑応答もありましたが割愛させていただきます。御質問をいただいた方ありがとうございます。

Ⅱ 年次総会

1.年間活動報告

実行委員の叶さんにより2008年度の活動実績と2009年度の活動予定が報告されました。各回の勉強会と食事会について説明があり、各回の幹事を務められた会員から感想やコメントがありました。昨年に引き続き、幹事の内山さんに毎回丹念に撮影していただいた写真を活用し、年間活動を楽しく振り返ることができました。

2.S-SBF(蘇州SBF)活動報告

S-SBF実行委員の薛さんよりご挨拶と2008年度の活動実績と2009年度の活動予定が報告されました。2007年の発足後、SBFをモデルに製造業を中心とした活動を進めています。2008年は労働契約法の実施があり、人事労務に関連する活動と情報交換が多かったそうです。2008年は幹事の帰任が重なり、安定して運営できる体制作りが課題とのことでした。

3.T-SBF(東京SBF)活動報告

株式会社アネクシーズ 代表取締役 中山 勝巳さん

T-SBF事務局の中山さん(株式会社アネクシーズ 社長)より発足経緯と運営方式の説明、2008年度の活動実績と2009年度の活動予定が報告されました。2008年は帰任されたSBF会員による上海の生の情報の提供が活動の中心となったそうです。勉強会や食事会の会場手配などが今後の課題だそうで、より多くの方が参加しやすい活動にしてゆきたいとのことでした。

4.SBFホームページについて

株式会社 アネクシーズの中山さんよりよりSBFホームページの現状報告と会員向けサービス、利用方法について説明がありました。

まとめ

リコーグループが全世界で実践している環境経営について、同社の環境経営の専門家である田中さんに講演をして頂きました。同社が考える環境経営とは「環境保全と利益創出は同軸」であり、そのために環境技術の開発が継続してゆくというものです。

環境技術の開発は設計や生産にとどまらず、販売や社会活動など「地球市民としての使命」を帯び、企業活動全般に浸透しています。環境経営のさまざまな取り組みが紹介されましたが、電気や水などの資源の節約、ゴミを発生させないための工夫など、私たちが普段の生活や仕事のなかでもすぐに実践できる取り組みも数多くあり、参加者一人ひとりの環境保全に対する意識が高まる内容でした。また、同社から参加者にエコバックをプレゼントしていただきました。

年末のお忙しい中、講師を務めていただいたリコーの金子さん、田中さんにはこの場をお借りして、あらためて御礼させて頂きます。ありがとうございました。

また、次の皆さんに受付と会計をしていただきました。この場をお借りして御礼させて頂きます。ご協力ありがとうございました。

菊池 孝子さん(益峰客戸関係管理(上海)有限公司)
多田 美希さん(シーメット株式会社 「T-SBF」)
嵐 えりかさん(丹青創藝設計咨詢(上海)有限公司)
潘 暁燕さん(理光(中国)投資有限公司)
小泉 裕美子さん(同上)

尚、勉強会の様子は「スーパーシティ・チャイナビジネス」(2009年2月号)にも掲載されました。SBFは上海における異業種交流会の代表格として、これまでもたびたび雑誌に取り上げられましたが、勉強会の内容が詳しく紹介されたのは今回が初めてでした。

Ⅲ 忘年会

時間 18時30分より
場所 HSBCビル46階 サントリー洋食レストラン/バーラウンジ
進行 上海霓索人力資源服務有限公司 杉川 英哲さん
開会挨拶 佐藤中国研究所 佐藤 忠幸さん
乾杯音頭 理光(中国)投資有限公司 金子 豊さん
締め挨拶 上海日比野圧鋳有限公司 多氣 史隆さん

会員に大好評だった昨年の忘年会。今年もサントリーレストラン様にご協力頂き、参加者121名(新記録更新!しかも、無断欠席ゼロ!)の盛大な忘年会となりました。今年は勉強会の会場となったバーラウンジも開放して頂き、参加者はゆったりと「食べ、飲み、語る」ことができました。忘年会も数を重ね、今では会員だけではなく、会員家族の交流の場にもなっています。参加者にとっては、上海の夜景を望みながら、2008年を回顧し、2009年への思いに繋げた夜になったと思います。

ご協力頂きましたサントリーレストラン様には、この場をお借りして御礼申し上げます。

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