開催概要
テーマ | 人間万事塞翁が馬 |
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講師 | 多氣 史隆さん (有)多氣事務所 社長/上海日比野圧鋳有限公司 総経理 |
日時 | 12月11日(土) 14:00~18:00 |
幹事 | SBF実行委員が下記を分担 総合司会:杉川 英哲(上海霓索人力資源服務有限公司) 総会報告:東 誠(上海坦思計算機系統有限公司) 忘年会司会:佐藤 忠幸(佐藤中国経営研究所) 全写真撮影:内山 博文(上海湘南実業有限公司) 機動隊・会計:叶 家胤(上海誠鋭実業有限公司) |
受付 | 叶 家胤、菊池 孝子さん、秋山 賀世子さん (全員、忘年会受付も兼務) |
出席 | 79名 |
まとめ

今回は、バンドを真正面から眺める黄浦江に面した絶景の店「楓雅」を借り切って開催しました。「楓雅」さんの絶大なるご協力をいただき、盛大に行われました。
2010年締めくくりの勉強会は、上海歴15年という長老の多気史隆さんから、「人間万事塞翁が馬」と題して、豊富な経験から生まれた数々の話題を基に勉強しました。
年末総会は、例年どおりSBFの1年間の活動を振り返り、同時に兄弟フォーラムの東京SBFと蘇州SBFからの報告もいただきました。
詳しくは、下記をご覧ください。
勉強会の詳細内容 14時05分~15時45分

テーマ「人間万事塞翁が馬」
テーマ名は、中国の例え話で、幸福や不幸は予想のしようのない事。「人間万事塞翁が馬」の「人間(ジンカン)」とは、日本で言う人間(ニンゲン)の事ではなく、世間(セケン)という意味で、深~い深い意味が込められています。 多気さんからは、豊富な体験で得られた多くの教訓を「放談」していただきました。 「人間万事塞翁が馬」*男はロマンだ!
- 幸運は上海と共に 今の上海は、昭和40年代(1965~1975)の写し絵
- 商社サラリーマン時代 (1965~1999)
(1)国内取引担当と海外駐在員試験
(2)「話し方」の勉強 30年(継続は力なり)
*結婚式スピーチの大失敗
(3)課長から部長時代
*相場の大損失
*南京マグネシウム会社の設立と失敗
(4)上海駐在時代(1995~1999)・・・・中国ビジネス勉強の時代
*現地法人の設立 1997年 翌98年 50万ドルの純利益 - 有限会社 多氣事務所の設立(2000年2月)
*コンサルタントとブローカーレージ:「多気レポート」の残像 - 上海日比野圧鋳 会社経営の時代(2000年10月~現在)
*会社経営は失敗の連続
*2002年6月以降2008年12月まで79ヶ月連続黒字を記録
*更なるチャレンジ:自動車部品への進出と第三会社の立地と設立 ・・・金融恐慌をバネとして、新規事業に進出し大ブレーク。社員の意識改革のための幹部教育と5S運動に着手し、成果を挙げる。 - 自己実現
*ロマンを求めて・・・・・中国駐在を生かす
まとめ

とにかく話題の多い講師です。
30年も話し方の勉強を続けていることもあり、飽きさせず笑いの中にぴりっと効かせる話をたくさん盛り込んでいただきました。
数々の失敗や落ち込みの経験を活かして、再浮上そして飛躍をしてきました。まさに「人間万事塞翁が馬」を地で来られたわけです。
「時は金なり」は皆さんご承知の格言ですね。
多気さんは、「時は命」であると説いていました。人生は一歩一歩墓場に向かって歩くようなもの、だから時間を大事にすべき、「今を、大切にして毎日を過ごそう」というウンチクのある教えです。
年末総会の詳細内容 15時15分~18時00分

東氏の、誠実なる司会で、2009年の年末会から2010年11月例会までのSBF活動状況を紹介していただきました。各幹事の写真とご本人の紹介があり、幹事のご挨拶もいただきました。各幹事さんは、やはりそれぞれ個性あふれる感想と決意表明がありました。
ここで使われた豊富な写真は、全て内山委員の傑作ぞろい。参加者および幹事さんの普段見られない一面を見せていただき、参加者の爆笑をたびたび呼びました。 内山委員の統計では、現在会員数は321名で2010年には、新たに45名が加わりました。
2011年も、内容の充実を図ることを約束しました。
蘇州SBF活動状況の報告

実行委員の尾木原 純一さん(テクニスコ 副総経理)です。4年目の活動に入り、奇数月の土曜日に開催される例会ではユニークな学習会と工夫を凝らした会食というパターンも定着し、毎回30名前後の参加者を集め、活発に活動されている内容をご紹介いただきました。
東京SBF活動状況の報告

事務局の中山勝巳さん(株式会社アネクシーズ 社長)で、我々のホームページを作成してくださっている方です。
ここも、4年目の活動です。東京という土地柄で遠距離通勤という事情のため、平日に勉強会と食事会をしています。それだけに会場や講師の選定にご苦労をしていますが、定着化しつつある雰囲気を紹介いただきました。
相変わらず中国への関心は深く、ホームページから東京SBFの存在を知り、入会される方も増えてきたそうです。
第二部 忘年会
日時 | 12月11日(土) 18時30分(開場18時)~21時00分 |
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出席 | 110名 (内、子供5名) |
会費 | 230元 小学生100元 幼児 無料 |
会場 | 日本料理「楓雅」 |

東京SBFの中山さんの音頭による乾杯の後、「楓雅」さんの大サービスで、和洋創作料理を大量に出していただき美味しい各種料理が食べ放題、なおかつ、ワインをはじめとした大半のドリンクが飲み放題とあって、大満足でした。
SBFらしく司会者を放って、老若男女ならびに日中の活発なる交流が続きました。
12月とは思われぬ小春日和にも恵まれ、夕闇に包まれた黄浦江を上下する華やかな遊覧船や各種船を眺め、バンドの絶景を眺めながらの乾杯は気分ひとしおでした。
なお、会場の大型モニターも活用させていただき、1年間の活動状況と会員各位のユーモアあふれるスナップ写真を流していただきました。もちろん、内山カメラマンによる傑作写真と軽妙な編集で話題に事欠きませんでした。内山さん、毎年ありがとうございます。
あっという間に2時間半が過ぎ、多気さんの手締めでお開きとなりました。と言いたいところですが、今年はここでアッという仕掛けがありました。

多氣さんの手締めと同時に、照明を落とし、黄浦江に向かって一杯に開かれたガラス窓の上から花火がナイヤガラの滝のごとく激しく降りてきたのです。
大きな拍手と感嘆の声で2010年の締めくくりとしました。
最後の最後に、受付を担当して下さった菊池さん、秋山さん、本当にありがとうございました。お疲れ様でした。