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工会結成の経緯と課題蘇州-上海ビジネスフォーラム活動報告
開催概要
日時 | 1月26日(土)15:30~18:00 |
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テーマ | 工会結成の経緯と課題 |
講師 | 蘇州寶富塑料製品有限公司(蘇州タカラ)副総経理 樋爪 徹男 |
場所 | 宜家開園酒店 会議室 |
出席 | 21名 |
会費 | 100元(交流会含む) |
概要
2007年11月24日の第一回目の勉強会にて学習した「労働契約法」では工会についての課題が多数出たことから、実際に工会を設立された橋爪様より体験談をお話いただき、それをめぐって様々な角度より討論をしました。
内容
樋爪 徹男様(蘇州寶富塑料製品有限公司(蘇州タカラ)副総経理)より、自社における工会設立に至る経緯とその後の問題点を詳細に説明いただいた後、討論をした。
主な資料
①工会結成の経緯
②蘇州市総工会からの通知
③工会設立手順
④日本語訳「工会法」
⑤中国工会と日本の労働組合との相違点(佐藤中国経営研究所)
主な討議内容
- 工会設立に対しては怖がることは無い
(日本の古い時代の労働組合と異なり同盟的集団となり得る) - 理念、信念を持って検討すれば良い工会になる。
- 工会法そのものが従業員の擁護にあるのでその理念を間違えなければ大きな問題は起こらない。
- 工会をあせって作る必要は無い
管理当局からの指導はあるかもしれないが、強制でない
但し、強引な工会経費徴収を受ける事があるので注意すること - 設立により上部組織と繋がりが出来、かえって争議の相談や仲裁などに利用できる効果がある。
- 設立に当たっては、会社主導でその組織(幹部会、工会委員)を準備しておく事が良い工会につながる。
- 次回開催日とテーマ
次回は3月とし、今回の討論を踏まえ、各社にて検討して頂き、その結果を持ち寄り発表して頂き、それを基に議論ということとなった。
まとめ
今回は、実際に工会を設立した体験談に基づいた討論のため、参加者の貴重な情報入手となりました。工会そのものに対するアレルギーもかなり消えたことでしょう。これを如何に親会社に伝播するかが今後の課題となりそうです。
幹事役の橋爪様お疲れ様でした。
会則の改定と新役員選出
桑島会長が急遽(12月末)帰任されました。この際、三役体制ではなく、実行委員会組織にて運営することと会則改定しました。
副会長の島本氏、事務局長の薛国栄氏はそのまま実行委員として継続いただき、新たに次の3名の方を実行委員として満場一致で選出しました。
尾木原 純一 泰庫尼思科電子(蘇州)有限公司 副総経理
能瀬 信幸 光栄電子工業(蘇州)有限公司 総経理
小林 奈々子 蘇州森茂診療所
次の2名とあわせて、5名体制にて今後運営していきますのでよろしくお願いいたします。
島本 英明 蘇州優美克斯汽車部件有限公司 総経理
薛 国栄 上海麗宝商務諮詢有限公司蘇州分公司 副総経理
食事会
時間:18時15分~20時30分
出席:21名
勉強会場と同じフロアーの中華料理店にて開催。勉強会の延長議論もあり、賑やかな異業種交流会でした。今回は、女性2名の参加もあり、楽しいひと時でした。