社会貢献とボランティア蘇州-上海ビジネスフォーラム活動報告

開催概要

日時 07月09日(土)15:00~18:00
日時 社会貢献とボランティア
講師 鈴木 茂昭 様(上海近藤薛氏貿易有限公司所属)
幹事 泰庫尼思科電子(蘇州)有限公司 尾木原 純一
場所 桃園度假酒店
出席 勉強会:22名 交流会:20名
会費 支出合計 2,541元
勉強会会費:500元+交流会会費:2,041元=収入合計:2,615元
勉強会+交流会:135元×19名=2,565元(講師は無料) 勉強会のみ参加:25元×2名=50元
今回残金:74元 次回繰越残高:646元

概要

S-SBF活動イメージ

講師の鈴木様は、半導体検査装置大手を経て、様々な業界にチャレンジ、現在も新分野に挑戦中。中国経験は1年半の北京駐在(事務所設立)後、大連、上海と通算10年。

2003年独自に雲南省に中学校を寄付された経験を踏まえ、中国社会への貢献活動を熱く語っていただきました。講演最後は、この中学校を一緒に訪問する方を募集中ですというメッセージで締め括られました。

以下は、当日の勉強会要旨です。

1.企業の社会貢献

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  • 企業の社会貢献活動の由来は何か?⇒CSR(企業の社会的責任)実行活動の一環
  • CSRが求められるようになった背景には、グローバル化で企業が国家の枠を超えて活動する国際的強大な存在になったことがある。持続可能な社会を築くには、企業の秩序ある行動と社会への貢献が必要となった。
  • CSRは、コンプライアンス(法令遵守)、ディスクロージャー(情報公開)、コーポレートガバナンス(企業統治)などの社会的責任からなる。
  • コーポレートガバナンスの考え方から、企業を取り巻く利害関係者(ステークホールダー)がより幅広く捉えられるようになり、地域社会への貢献を軸とした「社会貢献」の考え方が生まれた。

2.ボランティア活動

  • ボランティアは無償の奉仕活動、何らかの利益を得る企業の社会貢献活動とは、この点で区別される。
  • (財)日本フォスタープラン協会の活動例
  • 希望工程 中国青少年発展基金が1989年に開始した社会公益事業。民間からの寄付金により農村貧困地区の失学児童(貧困で学校に行けない児童)を援助、これまで希望小学校を1800校建設し、失学児童13万人を支援してきた。 http://www.project-hope.sh.cn/
  • ボランティアグループ《互人多》(フレンド) 上海地区駐在員夫人のグループで、小学校の建設(4校)や四川地震援助・今回の日本の震災援助の他多数の教育援助活動を行っている。http://www.wna.jp/friend/
  • 上海日本商工クラブ 小学校建設(安徽省に希望工程小学校8校建設)、愛心助学活動(一般から年間300元の支援金募集、安徽省の小・中学生を援助)などの教育支援活動を展開中。

3.私はこんなことをしています

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  • 私の決意 定年前に、社会に持続的に貢献したいと考え、退職金を利用して学校建設を決めた。丁度放映されたNHKドキュメンタリーで中国僻地の教育事情を知り、北京赴任時代に地元の方々から受けた親切を思い起こし、中国で建設しようと決めた。
  • なぜ雲南省に? 東京の中国大使館が希望工程(前出)と連絡を取り、積極的に候補地選びを行なってくれた。紹介された文山州麻栗坡県の6校を自ら訪問し、最終的には同県六河中学に決定した。(2002年10月)
    (講演では、この後、地図を示して所在地の説明があり、山並みに囲まれたいかにも「僻地」を思わせる写真を見せていただいた。当時は、飛行機と車乗り継ぎで片道3日はかかったという山奥、大いなる決意がないとここまではできないと感じた)
  • 2003年11月、新校舎が完成し開校式に出席した。登校時、沿道を埋め尽くす1100人の生徒の熱い歓迎に感激、感涙した。学校に着くと、自分の名前の入った校舎名表示版や記念石版にまた感激した。
    (続いてスライド多数 校舎全景~前面に鈴木総合教学楼の文字と校舎から顔を出す大勢の生徒達、少数民族衣装の生徒達と学校・当局関係者との記念撮影など)
  • その後の活動 2009年以降は、音楽教育に力を入れようと、電子ピアノ、リコーダー(全生徒分)を寄付してきた。今後も続ける予定。 又、日本の自宅近くの中学校との交流も2004年から取り持っている。
  • 私の社会貢献はその時だけで終わるのではなく持続する事が必要で 又、持続する責任があると思っている。
  • 今後したいこと 昨年から昆明から文山まで空路が開けたので、上海からの往復がしやすくなった。現在、一緒に行っていただける方を募集中、各クラスで分担して日本紹介をしたいと考えているので、是非、希望される方はご一報下さい。

交流会

勉強会会場内の中華で開催、この日は上海から佐藤先生も参加され、賑やかな暑気払いとなった。

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