異文化リーダーシップ入門セミナー蘇州-上海ビジネスフォーラム活動報告

開催概要

日時 11月22日(土)15:00~17:30(勉強会)18:00~20:00(交流会)
テーマ 異文化リーダーシップ入門セミナー
講師 三宅 裕之 氏
(シナジープラス株式会社 代表取締役/諧楽吉(蘇州)教育諮詢有限公司 董事・総経理)
幹事 福岡 晃
出席 勉強会:35名 交流会:26名
会費 勉強会:30元 交流会:140元

セミナー概略

ウォーミングアップ

S-SBF活動イメージ

参加者が4~6人グループに別れ、
①氏名
②仕事内容
③最近の出来事で良かった事、悪かったこと。
④右隣の人が素敵だと思うところ・・・を、1分以内/人でプレゼン。

「異文化状態に於けるリーダーシップ」とは

①自分と繋がる
②他者と繋がる
③その場と繋がる
・・・これらの相乗効果がリーダーシップを派生する。外人である我々は滞在国を尊敬する、事情を受容する、「郷に入れば郷に従う」の例えの通りが先ずは必要。

ホリシニクス

自分の脳、心、体、食、語学などの要素の繋がりの中で自分自身と繋がり、強いては他者と繋がる。これらのシナジー効果がリーダーシップに到るベイシックな要件といえる。・・・三宅理論。

組織の成功循環モデル

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日本企業の良くないところは結果ありき方程式で思考の質をどんどん悪化させている事に気付いていない。
正しくは状況関係の分析から始め
⇒思考の質を高め
⇒行動に移し
⇒結果を得る
⇒関係の分析とルーチンを回す成功好循環モデルのルーチンを回すことである。

要は互いを尊重し
⇒共に思考し
⇒自発的に行動し
⇒成果を得る事である。

日本企業の悪い例は
悪い結果を嘆き
⇒相手に押し付け解決を急ぐ
⇒相手に命令する
⇒イヤイヤ行動する
⇒思わしくない結果のルーチンを回して居るだけで解決できない、好結果が得られない。

本日のテーマ

・自分と繋がり
・自分の文化、国の文化を超え
・他者と繋がり
・場と綱がる事であり、ここに異文化下に於けるリーダーシップが形成できる、醸成できる、確立できる状況が整う。

相乗効果で
・モチベーション
・コミュニケーション
・リーダーシップが派生する。

メタスキル

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スキルを超えるとはスキルを超えてシステム・コーチが持つ「場」に影響を与える感情的姿勢や哲学などのことで、私たちは意識的であろうとなかろうと、常に「場」に影響を与えているということを理解しておく必要があり、システム・コーチは自分が生み出している「場」に意識的、かつ意図的になるためにメタスキルを用います。

即ち、自己理解、自己受容⇔客観⇔ディープデモクラシー⇔遊び心、好奇心、気付き⇔思いやり、尊重⇔本気⇔協力、パートナーシップ⇔其れ以外の要素⇔自己理解、自己受容の相関にある。

「自分の国を旅する」ビジュアライゼーション

深層心理の中に有る自分だけの国を想像しそこでどんな事象が起こって居るかを連想する事に依って現実社会に於ける・・・自分の国(思考と現象)と他者の国の垣根を取り払い相容れる、相互理解の心理的状況が創造出来る。無意識の中での創造は「無限の組み合わせに依る無限の多様性」が存在する。

ポジションチェンジ

説明極小。・・・相手と自分の立ち位置を入れ替え両方向から、多方向から見方を学ぶ。相手の立場に立って思考する。全体最適思考に到る。

ホフステードの研究

IBMが多国籍企業としてグローバルビジネスを展開中に、アメリカ的思考だけでは為し得なかった反省を踏まえ研究された、国別の「意識」「行動」「思考」の違いを表す。要は、現法の所在地に適合した「運営」「思考」の活用が要る。

「時間の流れ」「MBTI」「時間を越える」はSeminar割愛

全体的考察

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①これまでのS-SBFには無かった体験型の勉強会で大変面白かったし、理解が得られたと思います。グループ実技、研修は相当以前の体験であり、私としてはグループ討議だけでも楽しく勉強が出来ました。

②Seminarの内容は高度であり、短時間のSeminarでは教え切れなかったと思いますが、聞き易く、要点を解説下さった力量ある講師先生に敬意を表します。

③私達は意識するもしないも、過去から同様な手法で業務し関係を構築してきました。今日改めて論理的に学習し、之までの遣り方、手法の正しきは伸ばし、間違っていた事が有れば是正して明日から、日本人、中国人に接して行きたいと思います。

④今日のセミナーテーマの如く他国で何かするには「リーダーシップ、郷に居れば???、尊敬、受容」は最低限度の必須条件だと思います。 ただ日本に居たとしても同じだが、言語、国の歴史的、経済事情、宗教など日本と異なる点を私達は学 習しなければ当該国で働く資格が問われても仕方ないことだと思います。今後、中国以外の拠点に行ったとしても今日のSeminarは有用です。今後とも機会を捉えて深度を深めて参りたいと思いました。

交流会

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ゆったりとした3卓で賑やかな交流会でした

その他

今回交流会の現場キャンセルが多く、他の参加者の負担額が増える問題点が残り、出席統計精度をどう上げるかまたは当日キャンセル料をいただくか検討も必要と感じます。

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