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危機管理について蘇州-上海ビジネスフォーラム活動報告
開催概要
日時 | 11月25日(土) |
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テーマ | 危機管理について |
講師 | 談 江 様(曙光制動器(蘇州)有限公司) |
幹事 | 寺岡 隆明 |
場所 | 勉強会:プライムコンサルティング研修室 |
出席 | 勉強会:16名 交流会:11名 |
会費 | 勉強会及び交流会 245元/人 |
勉強会の内容
※個人情報、企業情報は含めず、要点のまとめといたします
1.講演内容
経歴
90年代初めより、野村証券、東芝、伊藤忠等の日系企業で、日本・北京での駐在経験も経て、2004年より現職(蘇州曙ブレーキ社)
社内で起きたトラブルの事例、解決までの経緯を説明。
①火災事故、②輸入手続きの不備、③株式譲渡、等実際に起きた事例について解説。
→工場内の安全・環境整備や規則・体制の見直し、コンプライアンス強化、政府機関との交渉・連携を粘り強く推進されてきた。
危機管理とは何か?
→自社が直面した危機による影響を最終的にお客様へ与えてはいけない。
①法律・法令の把握(特に環境関連の法規は変化が大きい)、②迅速な対応、③管理職の意識改革等が重要。
また、危機が起きた時の行動方針について各部署への見える化がカギとなる。
2023年はコロナ後の経済回復が期待されたが、海外向け輸出の受注減で、今までにない落ち込みを見せた。
中小企業の倒産や外資系企業の撤退が相次ぐ中で危機意識の共有が課題となる。
2.質疑応答・ディスカッション(後半)
- 現場と経営者の危機意識の違いについて
- 中国と日本の人材育成、教育方法の違いについて
まとめ
安全・危機管理の専門である談先生から実際に経験された事例を元に大変有意義なお話と教訓を頂けました。
小手先の対応ではなく、根本的な問題解決には、社内外での深い人間関係の構築と体制強化に時間をかけることが重要であると感じました。
交流会
今回の参加者の中には、企業経営に携われている方が多く、中国ビジネスの本音や裏話が聞けて大変盛り上がりました。