2007.11.24|中国労働契約法の施行と劇変した外資投資環境

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開催概要

日時11月24日(土曜日) 15時00分~18時00分
テーマ中国労働契約法の施行と劇変した外資投資環境
幹事会長:桑島 基次 副会長:島本 英明 事務局:薛 国栄
場所蘇州水天堂茶館4階
出席22名
会費55元
蘇州-上海ビジネスフォーラム勉強会

2007年8月31日に発足した「蘇州-上海ビジネスフォーラム(S-SBF)」の第一回目の勉強会を、三役にて準備を重ねて開催にこぎつけました。
2008年1月1日施行の、新しい法律「労働契約法」、2008年同日より大幅に改正される「企業所得税法」その他について最新情報に基づいて学び、実務上の対応策を検討する。というものでした。
会員相互の討論を主体として、豪華な解説陣(佐藤忠幸:佐藤中国経営研究所、叶家胤:上海誠鋭実業、楊楽偉:上海申州大通会計師事務所)のコメントを織り交ぜて熱心に討議されました。

内容

総合司会 薛 国栄 上海麗宝商務諮詢有限公司蘇州分公司 副総経理

1、会長挨拶

桑島基次 蘇州新南包装製品有限公司 総経理
異業種の集まりにて有意義な勉強と交流が期待できる・・・・

2、出席者自己紹介

席順にて全員が自己紹介した。この会にかける期待がうかがえた。

3、基調解説

佐藤忠幸 佐藤中国経営研究所 代表
内容:今後の労使関係の重要性を強調。

4、討論会

司会進行 島本英明 蘇州優美克斯汽車部件有限公司 総経理

  1. 労働契約法について(主な議論)
    ① 中間層(Skill)は売り手市場の状態なので新法の影響はあまり無い。
    ② 日系企業は人材育成を行っているのでヘッドハンティングに注意。
    ③ 労働者への対応は階層別に検討する事が望ましい。
    ④ 契約変更は労働者側からも発議できる(団体交渉)。
    ⑤ 法律は、上級法律及び制定の新しい物が上位として解釈される。
    ⑥ 派遣社員は、2年以上同条件での労働契約であれば正社員契約が義務付けられる。
    ⑦ 社員を雇い入れる時は、出身地も考慮する事。春節に帰省すると休暇明けに約束通り出社しないケースが多々有り生産に影響する。
    ⑧ 人事制度の制定や整備が急務。
    ⑨ 日本本社の押し売りには手を焼く事が多く困っている。現地事情の反映が総経理判断で実施できない(ちゃちが入る)。
  2. 工会について
    新法では、労働条件の改定や諸規則の改定、人員整理など工会または社員代表者組織との協議が義務付けられている。労働法でも義務付けられているが一層強化されたので何らかの組織が必要となることを再認識した。
    出席者にて、工会の有無を聞いたところすでに工会を設立している会社は一社のみであり、各自どうしようかと悩んでいる段階。

5、次回開催日とテーマ

次回は1月下旬とし、すでに工会を設立している会社(蘇州寶富塑料製品有限公司/樋爪副総経理殿)より設立にいたる概況報告をいただき、それを基に議論ということとなった。

まとめ

蘇州-上海ビジネスフォーラム勉強会

冒頭に掲げたとおり、既に制定から4ヶ月が経ち各所でセミナーがなされたテーマだけに皆さんはある程度理解していました。製造業の多い蘇州だけに現場での悩みや課題が次から次に出され、現場に即応した解決策が飛び出し、これが初回の勉強会とは思えない活発な討論会でした。島本さんの進行もよろしきを得て次回テーマも決まり上々の出だしでした。
まさにフォーラムとなり、あっという間に過ぎた3時間でした。

食事会

蘇州-上海ビジネスフォーラム食事会

時間:18時15分~20時30分
出席:19名
会費:65元

勉強会場となりの中国料理店「天府之楽」にて開催。勉強会の延長議論もあり、賑やかな異業種交流会でした。料理セレクトもよく、安くて美味しく、楽しいひと時でした。

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