各SBF活動は、新型コロナウイルスの状況を鑑みつつ、次回開催の日程を決定させていただきます。

2019.11.16|グローバル企業のコンプライアンス~グループの一員としての中国現地法人~

2019.11.16|グローバル企業のコンプライアンス~グループの一員としての中国現地法人~
テーマグローバル企業のコンプライアンス~グループの一員としての中国現地法人~
日時11月16日(土)
講師大江戸綜合法律事務所  代表弁護士 下地 麻貴 様
開催場所蘇州市桃園度假村大酒店
出席勉強会:27名 食事会:23名

勉強会内容

日本の他、中国上海・広州やベトナムなど広い地域で活動されている事を基に、企業についてのコンプライアンスとグループ企業同士の役割について、ワークショップスタイルを取り入れて講義を受けました。

総論:コンプライアンスとは

  1. コンプライアンスの定義と範囲が変化しており、国際化の中で「法令・法律」は「幅の広いルール」に範囲が広がり、不祥事を防ぐための仕組み・リスク管理の観点から「コンプライアンス」と呼んでいる。
  2. 不祥事防止には、プログラム策定(plan)→社内通知・教育(do)→報告体制・モニタリング(check)→情報収集
    改善(a)のPDCAで運用が必要。プログラム策定Planだけで終わってはいけない。
    端緒(発覚のきっかけ)は内部通報が多く、初動調査でTOPへの迅速報告と判断を仰ぐ。
    事実調査と企業へのダメージ規模を評価し規定・内規の整合をとって、関係者の処分等処理方針を決定する。
  3. コンプライアンスは「法令遵守」の時代から 今はSDGと呼ばれる17の目標をもって 世界での取り組みに広がりをみせている。

各論Ⅰ:ここから4グループ各6名に分かれ、各意見を付箋で貼り出す参加型ワークショップ展開となる。

テーマ①:不祥事端緒の内部通報制度にはどんな工夫が必要か?
各グループからは多数の意見が出て、主に 匿名・第3者の窓口設置・通報者の不利益にならないようにする・通報褒賞 などが挙げられた。

テーマ②:内部通報制度導入でのデメリットや想定されるトラブルはなにか?
主に、通報者への報復の怖さ・不正隠しが高度化・一時離職率の増加・企業の管理コスト増加
・好き嫌いで悪用される など貼り出された。

※上記ののテーマで出された多くの意見を当初から想定し、制度制作にはその対処ができる事を盛り込んで実効性があるようにする事が必要である。

◇反腐敗(贈賄)について少しだけ触れられ、国をまたいでの規制に触れた場合複数国からの処罰があり得る。

各論Ⅱ:企業グループとコンプライアンス   

中国子会社だけでなくグループ全体のリスク管理が必要で、親会社役員の義務・子会社に合わせた制度設計

・管理が必要。ここで再度ワークショップ展開となる。

テーマ:本社マニュアルを子会社が導入の場合気を付けなければならない事は?
このテーマについては把握が難しく意見が出なかったため、講師から一例として「処理困難なクレーム対応」で日本人の対処と中国人の対処は 習慣の違いから異なるマニュアルにする必要がある。

※まとめ

近来コンプライアンスが時代と共に変化している為、単なる法令遵守ではなく ステークスホルダーの意識の変化に伴い、社会的非難を招くような不正・不適切な行為を防止する制度の設定や繰り返し改善する事が重要であると教わりました。

1年間の活動報告

薛国栄実行委員より年間6回の活動のまとめ報告がありました。
会員数も増え設立当初から一度も抜けることなく奇数月定期に活動で来ている報告でした。

交流会

今回は今年最後の交流会でもあり元蘇州駐在の方の参加や中国の若手層の参加者増加もあり2卓で積極的な交流がありました。

話題は会社の事や社会情勢・趣味などの多種にわたり、楽く有意義な時間を過ごされたと思います。

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