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2009.2.5|中国の人材募集について

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開催概要

開催日 2009年02月05日(木)
講演会:18:30~20:00
食事会:20:00~22:00
テーマ 中国の人材募集について
①募集について
 ・中国で人材を探す方法
 ・募集の時期
 ・募集の仕方
②面接について
 ・履歴書の見方【実際の履歴書を見ながら】
 ・面接から採用までのスケジュール
 ・面接
講師 多田 美希さん
講演会場 三田福祉会館(東京都港区芝4-1-17)
食事会場 てけてけ 田町店(東京都港区芝5-9-8)
幹事 T-SBF実行委員
出席者数 講演会:24名 食事会:19名

はじめに

2009年最初となるT-SBF異業種交流会では、中国上海で人材紹介会社に勤務されておられました多田様に、中国での人材募集について講演いただきました。日本とは異なる人材募集は、非常に興味深い内容が沢山盛り込まれておりました。

講演会内容

T-SBF活動イメージ

転職をされる方は、インターネットや人材紹介会社を活用した就職活動が盛んであり、日本とも同じイメージがありました。
また大学生や大専生の方も、インターネットや人材紹介会社を活用していることも分かりました。

しかしインターネットの人材情報ページを見てみると、日本とは大きく異なる点があることに気付きました。それは、中国の人材サイトはバナー広告が多く、大手企業がTOPページにたくさん紹介されている事です。
この辺りは、非常に興味深い内容でもありました。

また人材を募集する際の求人票記載のポイントとして、戸籍・学歴・年齢・性別・全国出張の可否・留学経験の有無・仕事経験年数(レベル)・日本語レベル・専門スキルなどが重要である旨の説明がありました。

特に出身地や戸籍、学歴などは、証明書の元本を確認することが重要との事です。

また年齢について、中国では30歳前後の女性で、未婚、既婚・子供なしの方が一番嫌われているそうです。これは、結婚や出産で会社の負担が大きくなってしまうことが原因に挙げられます。
逆に30歳前後の女性で人気のある方は、既婚・子供有・親のサポート有りの方が条件に挙がるそうです。

対外的に日本の方と接する機会の多い業種では、留学経験を持つ方が特に人気の高い傾向があるそうです。
これは、少しでも日本の文化を理解することで、スムーズに取引が進むからだそうです。

専門スキルの人気としては、会計・法律法律・金融関係の資格保持者で日本語ができる方が挙げられるそうです。特に日本会計・中国会計が理解できる方であれば日本語ができなくても必要としている企業は沢山あるそうです。

採用後の留意点としては、企業として労働法等の把握や仕事内容の指導はもちろんですが、仕事以外の生活態度などの教育も大切である旨の説明がありました。
特に就職経験の浅い人には服装の指導も必要であることや、緊急時の連絡網をしっかりと決めておくなど、日常のルールを明確化するかしないかで、仕事のスムーズさに差が出ることも学びました。

その他中々見ることのできない中国の履歴書など、実体験を踏まえた講演は、非常に興味深い内容が盛り沢山でした。

また講演後には、中国金融危機への対応と題しまして、佐藤中国経営研究所の佐藤様からも講演をしていただきました。

食事会内容

T-SBF活動イメージ

食事会では、鶏肉料理のお店にて開催。
鶏肉を中心とした料理の中、水炊きの鍋もあり、寒い季節にはとても体の温まる料理を堪能できました。

今回は中国で仕事をされている方、中国から帰任された方など様々な方々が参加され、色々な話が弾み、あっという間に時間が過ぎてしまう食事会でした。

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