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人材が全てのカギをにぎる!!

人材が全てのカギをにぎる!!

第4回 2007年8月

最近街を歩いているとオシャレな子を良く見かける。先日も色鮮やかなワンピースを身に纏い、浅黒い肌を程よく露出している20代前半の女性を見かけた。職業柄私は瞬間的に上から下まで見渡す癖がありその時も例外ではなかった。彼女はごく自然に男性と会話を楽しんでいるだけだったが、やはり何かが違って見えた。違いを探そうとチェックを重ねたが、別にこれといって大きく変わった事はなかった。ひとつ言える事が細部にわたって行き届いたオシャレを楽しんでいる事だった。指先にはフレンチのマニキュアが、足元には夏を感じさせる洗礼されたサンダルが、特に濃くも薄くも無い自然な化粧が・・・。化粧をしている人を街であまり見かけないからそのせいかと感じたが、きっとそれだけでは無いのだろう。

教育すべきは幹部社員!

さて、少々夢の世界に行ってしまいましたが、人材について考えたいと思います。 弊社では、店長、販売員など商業に関わる人材の教育を事業として展開しています。キーワードは「売れるお店をつくる!」ですが、主に“CS”を中心に接客サービスの方法を教えています。 陳列テクニックや、演出テクニックも伝授していますが、お客さまに対する姿勢が出来ていなければ、売り手側の自己満足で終わってしまうので、あえてCSの理解と徹底に力を注いでいます。意識が高い店舗(企業)は、社内に教育部門を置き定期的に販売員の教育を行っているようですが、一般的には新店オープン時にのみ、新スタッフを対象とした訓練を行う程度で対応しているようです。比較的店舗販売員の入れ替わりが早いのが中国なのですが、その実態は評価制度や、接客の楽しみ方などにつながっている気がします。要するに会社サイドが人材に対する投資を最低限に抑え、数で勝負のような傾向がうかがえます。また弊社オリジナルのテキスト内に“後輩指導”という項目がありますが、これを中国文化に当てはめて理解させるには、対象となる先輩の意識の持ち方も勿論ですが、企業の組織体のありかたにも関係性があると感じています。これはお国柄もあるので、弊社では現状を分析し、課題の提示という段階で踏みとどめますが、実は企業TOPの意識と認識に深く影響している事があります。

教育は継続して効果がでる!

最近、北京オリンピック、上海万博を意識してなのか、教育に関する問合せが増えてきています。先日も「貴社が講師とカリキュラムを準備してくれれば、営業は弊社で全面的に行います・・・」というような、前向きなセミナー屋さんからの連絡がありました。タイアップまがいの問い合わせもありますが、ローカル企業をメインターゲットとしている弊社では、ローカルに根付いている企業の力添えや協力は必須事項なので、大方前向きに検討している状況です。

また、「繁忙期が近づいているためその前に販売員研修を・・・」と考えている百貨店やブランドが多く、10月からの商戦に向けた準備である事が明解です。ただ、この時期だけ単発で教育訓練を実施するのではなく、定期的に実施する事が理想であることは言うまでもありません。定期的に教育を実施している店舗は、基本が浸透しているので、効率よく売上を伸ばす事になります。何事もそうですが、地道にコツコツと行う事が成功の秘訣だと考えさせられます。「継続は力なり!」と言う言葉がありますが、特に教育は、後からジワジワと効果を発揮する傾向が強いので、気付いたその時から始める事をオススメいたします。序文でもファッションを例に述べましたが、小さな変化が大きな印象を与える事もありますし、小さな積み重ねが大きな実績にもなり得ます。あのイチロー選手のコツコツと安打を稼ぐように・・・!

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