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自社の中国大陸内販の未来への課題上海ビジネスフォーラム活動報告
開催概要
テーマ | 自社の中国大陸内販の未来への課題 |
---|---|
日時 | 8月28日(土) 15時00分~18時00分 |
講師 | 上海電音馬蘭士貿易有限公司 桑原 純さん&今井 誠さん |
会場 | 上海電音馬蘭士貿易有限公司 会議室&視聴室 |
出席 | 20名 |
はじめに
2004年に桑原さんがSBFに入会され、同年から始まったオーディオ関連の勉強会です、ハイ!なんとなんと、今年で6回目です!実は会員の皆さんが一番楽しみにしている毎年恒例の勉強会のひとつなのです~、ハイ!
今回もマーケティングに関する勉強会と視聴会の二班に分け、ダブル講師で勉強会を開催して頂きました。
因みに過去5回の勉強会については、次のリンクでどうぞ~!
- 2004年 オーディオ関連
- 2006年 趣味としてのオーデイオの楽しみ
- 2007年 内販戦略について弊社の取り組み/デモンストレーション(HIFI/AV)
- 2008年 中国における組織統合の苦労話&HIFIデモストレーション
- 2009年 中国における会社設立 DENON FlagShip modelによるAVデモ
中国大陸内販売~未来への課題
総経理の桑原さんによる中国大陸における外国オーディオブランドの販売実績&戦略の分析と未来の課題&展望のお話しです!
2003、2004年にそれぞれデノンとマランツの両ブランドの現地販社を設立されてから、今日に至るまでの業績の推移やコストの推移をヒジョ~に詳しく説明して頂きましたっ!(えっ、ここまで良いの?って感じるくらい詳しかったです。。。)
ここに書けなくて本当に残念ですが、マーケティング調査会社顔負けの資料を使って同業他社さんとのデータ比較を見せて頂きました。
桑原さん率いる同社の業務効率の高さがハンパじゃないことがわかりました、ハイ!桑原さんの「効率の高さの代償としての苦労」という言葉が印象的でした。
因みに、中国市場でデノン・マランツ両ブランド(以降、D&Mとさせて頂きます。)を一緒に販売し始めたのは2008年。海外市場で最も遅いスタートで、台湾や韓国ではそれ以前にD&Mとして販売されていたそうです。ハイ。
最近の市場の変化としてはヘッドフォンやイヤフォンの市場が伸びているそうです。実は、私も音楽大好き人間で常に音楽を持ち歩いているので、ヘッドフォンやイヤフォンの大切さはよ~くわかります!音楽を持ち歩く時代に、更に成長してゆく市場だと思いました、ハイ。
関税率に関する「?」(はてな)、「!」(びっくり)なお話しもありました。D&Mさんが取り扱われている製品はAMP、CD、AVR、DVDなどがあるそうです。AMPとAVRはともにアンプなのですが、ラジオチューナー機能の有無によって関税率が大きく違うそうです。これは、中国の消費者が実際にラジオをよく聞くかどうかという問題とは別の問題だそうです。(ラジオがあるかないかで関税がこんなに違うなんて。本当に?です。基準は何なんでしょう。。。あるのかわかりませんがアンプ付きのラジオはどうなるんでしょうか。)
それから、最近では世界的AVブランド製品のナント90%以上が中国で生産しているのだそうです!ハイ!部品は海外から輸入しているそうですが、生産技術の向上や品質の安定など、これはAV以外の製品も同じトレンドだなぁと思いました。
ただ、AV製品として一番大きな変化は「ユーザーの生産地へのロマンが薄れてきたこと」にあるそうです!ハイ。これって、結構重要なポイントで、少し寂しい感じもしますよねぇ~。中国大陸市場を見た場合、現地生産なら関税もかからないというメリットもあるそうです、ハイ。う~ん、ビジネスとロマンの両立って。。。いとむずかし。
さてさて、今回の勉強会のテーマ「中国大陸内販~未来への課題」について、最後に桑原さんが次のようにまとめて下さりました。
ブランドとして
市場-既存市場、新規市場
既存市場の維持と新規市場の開拓拓
自社ブランドを活かす新しい市場の調査
■商品-中国向け、国内生産
中国大陸市場向け製品の開発と現地生産産
中国に中国向け製品の開発部隊を置くことが重要
■体制-意思決定、販売体制
意思決定スピードの向上と現地販売体制制
現地へ権限移譲
日本本社と上海販社との課題として
■本社
現地への権限移譲譲
製品開発のバックアップ
■販社
総経理の意思決定能力
商品開発能力
他の業界にも応用できる考え方で、ナルホドなお話しばかりでした。参加者からもたくさんの質問があり、桑原さんの独特の語り口で、分かりやすく丁寧に回答して頂いたのは嬉しかったです、ハイ!
視聴会
市場部総経理の今井さんの進行で、皆さんお待ちかねの視聴会を開催して頂きましたっ!
視聴室は壁、床、天井、ドアなどがすべてAV鑑賞だけを目的に作られています、ハイ。(何ともぜいたくなお部屋)。メカニックな器材と木目調の家具、革製のソファ、柔らかな間接照明が全体として調和して、落ち着きのある高級な雰囲気を醸し出しちゃっています!(いつまでも居たい部屋ですが、因みに部屋全体の費用はアノ某高級車1台分だそうです。地方のマンションが1件買えちゃうみたいな。。。)
先ずは恒例の聴き比べからのスタートです。
同じ器材を使って、CDとMP3の二つの音源を聴き比べました。曲はMISIAの「会いたくて、今」です。
本当に微妙な違いですが、よく聴くとCDの方が声の張りや伸び、抑揚がよくわかりました。CDの方が音の奥行き、拡がり、輪郭がわかるそうです、ハイ。「音の輪郭」っていう表現の響きがカッコいいなと感じました、ハイ。
因みにHi-Fiは高音、中音、低音をきっちり分けて音を出しているため、どんなに大きな音で聴いても、周波数が異なる人の話し声などはかき消されずに聞こえるそうです。
次にブルーレイでの音だけの試聴です。現存の音源として一番容量の大きいブルーレイをマルチチャンネル7.1で聴かせて頂きましたっ!使用したCDはDTS=HDMA24bit192Hz(←たぶん、こんな感じでした。私も?ですが。。。)で、曲は「モーツアルトソナタ#15」です。目を閉じて聴くと、本当にその場で演奏しているような錯覚に陥ってしまいます。それだけリアルな良い音がします、ハイ。ブルーレイだとあまり価格の高くないスピーカーを使っても良い音を聴くことができるそうです、ハイ。
続いては映像!ホームシアターの鑑賞です。100インチスクリーンで日本製の「不思議の国のアリス」を鑑賞させて頂きました~!
実際、現在では映画館で見るよりもホームシアターの方が映像も音も良いそうです、ハイ。(映画館はハイビジョンに対応してないそうです。。。)
それから、音については通常のサラウンドフォーマットからさらに進んだドルビープロロジックⅡzというフォーマットを使っていて、前後左右だけでなく雨の降る音や上からモノが落下してくる縦の音がよりリアルに聞こえるそうです、ハイ。(不思議の国のアリス。。。全部見たかったなぁ。。。)
次に映像と音楽ということで平井賢の「Ken’s BAR」のDVDを鑑賞しました。曲は(私の班では)「バレンタインキッス」でした!(今井さん、ナイスチョイスです!)
コンサートチケットが1万2千円として、その50回分の費用でホームシアターが作れるという今井さんのお話しが印象的でした、ハイ。
(このセットでBOΦWYのライブが見たいなぁ~、今井さんお願いしますっ!笑)
最後は、このセットで中国の海賊版DVDを視聴するとどうなるかという恐ろしい実験です!視聴したのは日本の某人気アニメ(海賊版のため、実名は控えさせて頂きます。。。)。結果ですが、器材が補正してくれるので海賊版DVDでもそれなりの画像と音質で視聴できちゃいます!正直、素人目にはほとんど正規版か海賊版かは判断できません!「皆さん、正規版を買いましょうね!」(By 今井さん)
楽しくて、あっという間の視聴タ~イム♥でした。(今から来年が待ち遠しいです、ハイ。)
まとめ
桑原さんも今井さんもエンターティナーですね~!それぞれの内容で私たち参加者を大いに楽しませて頂きましたっ!毎年D&Mさんの勉強会に参加して思うこと。。。それは「生活には音楽が必要」だということです。きっと、他の参加者の方もそう感じたはずたと思います、ハイ。桑原さん&今井さん、本当にありがとうございました!また、来年も宜しくお願いしまっす!
新規会員及びゲスト
金 伊男さん(上海永鴻実業集団化学科技有限公司)
庄司 貴裕さん(株式会社三洋上海代表処)
食事会
会場付近、日本料理「伊藤屋」にて。参加者21名。ご家族やお子様も加わり、アットホームな雰囲気でのんびり&まったりお食事をすることができました、ハイ。食事会にお子様を連れて参加できるのはSBFならではっ!実は歯医者帰りだったお子様も、SBF会員に遊んでもらい(SBF会員が遊んでもらいか?)すぐに笑顔になりました!(良かったね♥)
♥♥♥おめでとうございます♥♥♥
食事会の席で董暁晨さんと徐莉さんのおふたりからご結婚の発表がありました~!
SBF一同、心よりお祝い申し上げます。董さん&徐さん、ご結婚おめでとうございます!
温かいご家庭をつくって下さ~い!